シェル ルブリカンツ ジャパン株式会社

技術的なご質問

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よくあるお問合せ・ご質問

陸運

DH-2とは何の規格ですか。
JASO(日本自動車技術会規格)が定めた排ガス処理装置(DPF)がついたエンジン向けの規格です。
エンジンオイルが交換した時より増えていることがあるのですが、なぜですか。
DPFが付いている近距離走行車両はDPF再生のために排気温度を上げる必要があり、ポスト噴射という燃料噴射が行われることにより、燃料がオイルに混入し増えることがあります。
良いオイルを使えば交換距離は伸ばせますか。
燃料希釈がない車両であれば、高性能オイルを使うことによって交換距離を伸ばすことができます。
DH-2規格のオイルは従来の排ガス処理装置(DPF)が付いていないエンジンにも使えますか。
燃料が軽油ならばご使用になれますが、一部の建設機械ではDH-1を指定しているメーカーもありますのでご確認ください。
DL-1が指定されている車両にDH-2油は使用できますか。
DL-1は乗用車や小型トラック等のDPF装置付軽負荷ディーゼルエンジン用オイルで、DH-2とは規格値が大きく異なりますのでご使用できません。
適切なオイル交換距離はどうやって設定すればいいですか。
使用形態(頻繁なゴーストップを行う配送車もあれば首都圏と九州をつなぐ様な長距離輸送もあり)によりオイルの寿命は大きく異なります。お近くの販売店(特約店)までご相談ください。
ミッションとデフは違う油を使った方がいいですか。
要求性能が異なりますので、昔は別の油を使って頂く必要がありましたが、現在はゲルコパワーギヤの様に両方に使えるオイルがあります。
排出ガス規制対応や燃費向上のためディーゼル車にEGRシステム装着車が採用されています。EGRにすす状のものが堆積することがありますがなぜですか。
EGRは排気ガス再循環システムです。排気ガスの一部をエンジン燃焼室内に戻すことでNoxを低減させます。排気ガス中にはすすや酸性物質があり、すすがエンジン油と一体となってEGR内に固着堆積してしまいます。
堆積を抑制するには低蒸発性、酸化安定性に優れたエンジンオイルが必要になります。リムラR6LM 10W40、リムラR6LME-J 5W30等がすすの固着堆積を抑制する効果があります。

工業用

工業用ギヤオイルのJIS K2219規格の1種と2種の違いは何ですか。
JIS K2219 1種は低荷重の密閉ギヤに用いる規格であり、モーリナS2 Bが該当します。また、JIS K2219 2種は中・重荷重の密閉ギヤに用いる規格でオマラS2 Gが該当します。
タービン油のJIS K2213規格の1種と2種の違いは何ですか。
JIS K2213 1種は無添加タービン油で、モーリナS1 BJが該当します。JIS K2213 2種は添加タービン油ですが、使用用途によりお勧めする製品が異なりますのでルブCSCにお問い合わせください。
工作機械のしゅう動面油と水溶性切削油の分離性を良くしたいのですが。
水分離性のよいトナS3Mをご検討ください。
食品機械に使用する為の、NSF H1 登録製品はありますか?
(株)レッドアンドイエローが取り扱うカシーダ(潤滑油、グリース)があります。
(株)レッドアンドイエローにお問い合わせください。

グリース

消防法ではグリースはどんな扱いですか。
一般的にグリースは可燃性固体類もしくは非危険物に分類されますが、弊社のグリースは全て非危険物に該当します。(ただし、スプレー缶は除きます。)
グリースの使用可能温度範囲を教えてください。
リチウムグリースのアルバニヤS2の場合は-25℃~120℃を推奨使用温度範囲としております。増ちょう剤や基油、添加剤等によって異なります。目安は製品一覧をご覧ください 。
異なる種類のグリースを混合使用してもいいですか?
異なるグリースを混合した場合、(1) 固さの変化(軟化や硬化)、(2) 滴点の降下、(3) 離油度の変化(大きくなる)、(4) 機械的安定性の変化(せん断を受けた場合に軟質傾向が大きくなる)、などの可能性がありますので避けてください。
グリースの充填量はどのくらいが適切ですか。
グリースのハウジング内への適切な充填量は一般的には空間容積の1/3から1/2とされています。(低速で使用する場合は2/3程度充填することもあります)
グリース表面に油が浮いてきましたが、使用できますか。
グリースはその構造上、静置しておいても表面に油が浸み出してくる性質(離油性)があります。ご使用前にかき混ぜていただければ使用できます。なお、ご使用後のグリースは表面をできるだけ平らにならして保管をお願いいたします。
Gadus(ガダス)という商品名の付いたグリースを販売していますか。
海外ではアルバニヤ(リチウム系)、スタミナ(ウレア系)等の名称は無くなり、Gadus(ガダス)という名称に統一されています。http://www.epc.shell.com(英語サイト)で旧名称を確認する事が可能です。
例) English/United Kingdom を選び Gadus S2 V220 を入力、TDS-ENをクリックすると、左上にPrevious name:Alvania Grease EP(LF)2と記載されたカタログが表示されます。

環境・安全

化学物質関連の調査はどこに依頼すればいいですか。
弊社で直接承っておりませんのでお買い求めの販売店(特約店)にご相談ください。
潤滑油製品を海外へ輸出したいのですが、どのような手続きをすればいいですか。
海外輸出に際しては仕向国の法規等により輸入制限を受ける場合がございます。また場合によっては日本政府当局への許可申請が必要になる場合があります。
潤滑油製品を海外へ輸出したら相手国で成分を開示するように要請されていますが対応できますか。
潤滑油の成分は企業秘密であり開示しておりません。ただし特定の禁止物質や法律(RoHS、REACH等)に関しては、販売店(特約店)を通じて調査、回答いたします。
UNナンバーとは何ですか。
海上輸送や航空輸送上の危険性や有害性がある化学物質に付与された番号で、この番号が付与されている製品は、必要な措置を講じるようお願いします。
※国内消防法の「危険品」とは異なります。
米国再輸出規制(EAR)に該当しますか。
弊社の潤滑油・グリースはすべて「誰がどこででも入手できるローテクな一般消費財」という分類でECCN=EAR99が適用されるため、通常、判定などを行う必要はないものと考えております。 EAR判定/輸出国の可否等については、成分情報だけで判断せずに、輸出管理部門におきまして該当法規に照らして正しい判断をしていただくようにお願いします。
輸出の際にHSコードが必要と言われたのですが何の事ですか。
国際的に規定された輸出入の手続きや統計等に使用される商品判別コードです。油種によって異なる事がありますので販売店(特約店)にお問い合わせください。
ハラール(Halal)認証の証明書発行は出来ますか。
弊社の潤滑油・グリースはハラール認証の対象品ではありませんので、証明書を発行していません。
(株)レッドアンドイエローがハラール認証製品を取り扱っておりますのでそちらにご相談ください。

「技術的なご質問」に関するお問い合わせ

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(12月29日-1月4日、12月25日(当日が日曜日である場合は翌営業日が振替休業日)、5月1日を除く)
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