シェル ルブリカンツ ジャパン株式会社

潤滑油グリースコンテンツ

潤滑解決事例 - グリース

「油種統合」でグリースの管理を改善! 簡単で誤りの少ない給脂を実現。

60秒でわかる記事のポイント

記事をおすすめしたい方

・油種統合に興味がある ・グリースの種類を減らしたい ・汎用的なグリースに関心がある

 

今回のお客様

本記事で紹介する需要家様は、大きな工場の中に幾つもの焼却設備をお持ちで、なんと16種類ものグリースを使い分けておられました。潤滑士は、需要家様が現在利用なさっている全てのグリースを検討した上で、耐熱性・長寿命性に優れた汎用性の高い シェル ガダス S4 Z100Aを活用する油種統合を提案しました。  

 

厳しい環境下では、多種のグリースが必要。でも…

廃棄物等のごみ処理施設、化学プラントにおいては、高温かつ屋外など使用環境の厳しい環境でグリースを使用することとなります。そのため、さまざまな設備や使用環境に応じたグリース選定が必要となり、複数のグリースを使い分ける必要が生じることがあります。理想的には全ての設備にそれぞれ最適なグリースを選定することですが、それは現実的なソリューションではありません。グリースの種類が多すぎると、誤給脂のリスクが高まります。高負荷環境下ではメンテナンス頻度も高くなりますから、リスクはますます高くなります。 コロナ禍以降、工場に割り当てられる人員の削減も進められている中で、工場におけるメンテナンスを簡素化することはますます重要になっています。お客様の状況によっては、それぞれの機器に最適なグリースを選定することよりも、工場や設備を俯瞰して全体的に最適なグリースを選定する方が、総合的にメリットが大きいケースもあります。

 

16種類のグリースを手作業で管理。これって大変なのでは?

今回のお客様は、まさに「全体的に最適なグリースを選定する方が、総合的にメリットが大きいケース」でした。 お客様は、焼却設備用を中心に、工場内ではグリースを16種類も使い分けておられました。特に高温域で使用する焼却設備では、熱ダレによる設備損傷の懸念も想定されることから、適油選定には最新の注意を払っておられました。油種によってはジャバラ荷姿(400g×20本)がラインナップとして無い商品もあり、その商品についてはペール缶からグリースガンへの詰め替えを”ヘラ”で行っている状況でした。お客様にとって、この煩雑な業務は仕方のない当たり前のことであり、改善できるかどうかを検討したことすらない状況でした。  ※リチウム、リチウムコンプレックス、ウレア、その他特殊グリース  

 

シェルガダスS4 Z100Aで管理を楽にしませんか?

そこで潤滑士は、「16種類のグリースを可能な限り油種統合して、誤給脂削減やグリース銘柄の管理簡素化をしませんか?」とのソリューションを提案しました。具体的には、複数の油種をシェル ガダス S4 Z100Aへと統合することを提案しました。   シェル ガダス S4 Z100Aの特徴 ・汎用性 ・耐熱性:使用可能温度範囲-20℃~220℃ ・長寿命性 ・各ちょう度番手にてジャバラ荷姿(400g×20本)もラインナップ   汎用性の高いシェル ガダス S4 Z100Aは、専門特化したグリースと比較すると部分的に劣る部分があっても、お客様の使用環境下複数のグリースを置換するのに十分な性能を有していました。また、お客様の管理体制に適合したラインナップがあることも、お客様にとって大きなメリットでした。

 

16種類を10種類へ油種統合!

お客様が使用しているグリースの大半をシェル ガダス S4 Z100Aに置き換えることで、油種統合の実現、誤給脂の削減、グリース銘柄管理の簡素化、取扱いグリースガン本数の削減等が実現できました。お客様からは、「工場での業務量削減で楽になったよ」とお褒めの言葉をいただきました 

ソリューション実施前 ソリューション実施後
16種類のグリース 10種類のグリース
貯蔵容器のヘラでの詰め替え 詰め替え不要
さまざまな管理負担 誤給脂低減 給脂管理低減 グリースガン減

  需要家様の全てのご事情が、潤滑士にとって解決すべき課題です。潤滑士は、製品の単純な置き換えから、より広範に渡るご提案まで、良いソリューションを提供できるように心がけています。まずはどんな些細なことでも、お気軽にお問合せからご連絡ください。

 

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