シェル ルブリカンツ ジャパン株式会社

潤滑油グリースコンテンツ

潤滑解決事例 - 産業

オイルを変えるだけで、夏場のコンプレッサー停止を予防、40時間の効率改善に

自動車部品を製造しているお客様では、夏場に度々コンプレッサーが停止するトラブルに頭を悩ませていました。長寿命・高引火点タイプのコンプレッサーオイル:シェルコレナS3RJ をご使用いただき、改善できた事例を紹介いたします。

ご使用される前
夏場は扇風機を回しているが、毎日のように緊急停止が起きる。
ご使用後の効果
オイルを変えたことで5~8月の4か月間で一度も停止していない。

※お客様に実際に測定あるいは検証いただいた結果ですので、全ての機械・条件で同じ効果が出るとは限りません。

1. お客様のお困りごと・改善したかったこと

コンプレッサーは吐出温度75℃以上でロックがかかるようになっているため、夏場は扇風機を当ててしのいでいましたが、近年の猛暑により毎日のようにロックがかかってしまうようになりました。一度止まると復帰には数十分必要で、平均すると30分×80日=40時間以上の時間を夏場に損失していました。メンテナンス業者に修理を頼んでも症状は改善せず、仕方がないものだと諦めていました。
そこで、コンプレッサー油によって機械の負荷が変わり、温度の上昇が抑えられる可能性があることを提案し、試していただくことになりました。

夏場向上のイメージ図

2. ご提案内容

高引火点潤滑油であるシェルコレナS3RJのご提案
•  スラッジ発生が少ないためオイルセパレータでの圧損を削減し機械の負荷を下げ温度抑制に貢献

3. ご使用後の効果

オイルを交換し夏を迎えましたが、5月から9月の間に高温によって停止することは1回もありませんでした。 40時間の時間的損失を抑制できただけでなく、機械の調整に費やす労力、人件費を減らすことができました。工場の心臓とも言えるコンプレッサーの安定稼働に繋がり、さらに大きなコスト削減に繋がったと、お客様からは喜びの声を頂きました。理論的には負荷が下がることで消費電力も削減できているはずですので、目に見えない部分でも大きな改善効果が期待されています。
コンプレッサーの負荷を低減させる技術理論については「潤滑技術 – 産業オイル編 – スクリューコンプレッサーの不具合をオイルで解決できる?」をご参照ください。

コスト削減のイメージ図です。

 

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