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潤滑技術 - 航空オイル編

航空機用のオイル選定見直しのススメ

油脂(オイルやグリース)選定で考慮するポイント

航空機では油脂(オイルやグリース)が必要とされるパーツが数多く存在します。

それぞれ油脂の選定時には、
●機体の取得推奨規格は何か
●その規格を取れている商品は何があるか
●どの商品がいいのか
●実績のある商品はどれか
●どこから購入すればいいのか  などなど
考えることがたくさんあります。航空機の油脂選定は人命にも関わる重要な選択です。航空機を所有または整備されている皆様はどのように使用する油脂を決めていますか?
選定で考慮するポイントが多いためか、お客様の多くが長い間同じ油種を使い続けています。その油脂選定は適切なのでしょうか?

今回は、航空機のエンジンオイルを例に油脂選定の見直しのメリットをご紹介します。

機体エンジンとオイルの変化

ジェット機に代表されるジェットタービンエンジンやセスナに代表されるピストンエンジンの性能は時代と共に向上しています。エンジンの性能変化に合わせて、オイルに求められる性能も変化してきていることをご存じでしょうか?

例えば、最新のタービンエンジンは大型化、高温化が進んでおり、それに合わせたオイル選定が必要になっています。
タービンエンジンオイルの米国規格「MIL-PRF-23699G」はオイルのグレードを判別するためにスタンダードグレード(STD)に加えて耐熱グレード(HTS)の設定を行っています。

また、ピストンエンジンにおいては、特にエンジン始動時のエンジンへのダメージが一番大きいと言われています。飛行頻度が多いほど、エンジン故障のリスクも大きくなるため、よりエンジン保護性能の優れたオイルが開発されています。取得規格や粘度グレードが同じでも性能に差が生まれています。

このように、エンジンの変化やお客様のニーズに合わせてエンジンオイルは進化を続けています。新たに開発されたオイルを使用することでオイルの消費量を減らしてコストを大幅に減らすことができたお客様や、オーバーホール費用を削減できたお客様がいらっしゃいます。従来のオイルの単価削減だけでは成しえない大きなコスト削減につながっています。
適切なオイルの選定はコスト削減のチャンスとも言え、逆に、検討しないことは金銭的な損失をそのままにしていると言えます

当社では、お客様のオイル選定の見直しのサポートを行っています。世界各国のお客様に選ばれているAeroShell(エーロシェル)の性能でコスト削減をご提案いたします。

まとめ

航空機の油脂(オイルやグリース)選定は規格の制約がありますし、機体トラブルといった相応の理由が無い限り、今まで使用していた油種の変更は敬遠されがちです。一方で高性能な油脂が次々と市場に登場しており、油脂の変更によってコスト削減が期待できます。
弊社ラインナップの航空機用エンジンオイルを使うことによるメリットについては、7月掲載予定の次の記事にてご紹介いたします。
ご興味がありましたら、ぜひ当社AeroShell製品をご検討ください。
当社航空製品ラインナップ、商品紹介はこちらをご覧ください。
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