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シェル トナ S3 M:摺(しゅう)動部保護オイルの決定版!

シェル トナ S3 Mは、摺(しゅう)動面オイルの決定版!

耐摩耗性に優れたシェル トナ S3 Mは、工作機械メーカーの導入率ナンバーワン!(20213月) 加工精度向上、機械寿命延長、メンテナンスの低減効果が期待できる、摺(しゅう)動面オイルの決定版です。高い工作精度が求められる工作機械に、ぜひおすすめしたいオイルです(参考:摺動面オイルで変わる工作機械の加工精度)。

 

特徴1:高い摺(しゅう)動特性≒高い加工精度

シェル トナ S3 Mの特徴は、なんといっても優れた摩擦特性。厳選した添加剤(油性向上剤、耐摩耗剤など)をバランスよく配合した、超高性能摺(しゅう)動面オイルです。工作機械の部品同士がこすれあう際に発生し、工作機械の性能に悪影響を及ぼすスティックスリップ現象(ビビリ現象)の発生が抑止するため、加工精度の向上が期待できます。

※スティックスリップ試験:2枚の試験片を一定の条件で擦り合わせ、振動や異音の発生リスクを評価する試験。3以下で合格、2未満で優れると評価される。

 

特徴2:高い耐摩耗性→高い保護性能、高い極圧性→多目的性

耐摩耗性に優れるため、摺(しゅう)動面の摩耗や焼きつきを防ぎ、機器を保護します。また、極度の高温や高圧環境下でも性能を維持する極圧性にも優れるため、油圧作動オイルや軸受けオイルとしても利用できます。

※シェル四球摩擦試験機:オイルを充填した容器に固定した3つの鋼球の中心に、高速で回転する鋼球を押しつけ、その損傷の程度を測定する試験。

 

特徴3:水溶研削液との分離性能も優れ、メンテナンス負担が軽減!

研磨加工の際に、砥石と材料の間に用いる水溶性研削油(クーラント)との分離成城に優れるため、悪臭や加工精度の低下を抑止します。実験でも高い分離性を示しており、6種の研削油との分離性を評価した結果、なんと4種で混濁による乳化が検出されませんでした。

クーラントの悪臭と、摺動面オイルの謎は、こちら!
水溶性切削油から悪臭発生?摺動面オイルが原因かも!?
水溶性切削油から発生する悪臭の原因が摺動面オイルとの分離性に関係する理由、またオイルの分離性能を比較する試験方法についてご説明いたします。

 

シェル トナ S3 Mを使った、潤滑士の解決事例

事例01:オイル交換で加工精度向上!? 不良品率がなんとコンマゼロ以下に。

自動車の駆動部品を製造している需要家さま。5μm5マイクロメートル)以内の加工精度が求められており、日産1,500個のうち平均して約20個がスペックオフで不良品となっていました。多品種を製造するためにラインを頻繁に交換する必要があるため、不良品率を低減させることは重要な課題となっていました。需要家様は切削油を変更することで精度向上を目指しましたが大きな成果は得られず、お悩みでした。そこで潤滑士は、摩擦特性に優れ機械の位置決め精度の高いシェル トナ S3 Mを提案しました。結果は期待以上! なんとスペックオフの不良品は1個未満/日となり、生産効率の向上、廃棄品現象など、多くの効果に需要家さまは大変お喜びになりました。

 

事例02:切削オイルとの分離に優れるシェル トナ S3 Mで、オイル節約&清潔に!

自動車用部品を製造する今回の需要家さまは、マシニングセンターで利用しているオイルから発する腐敗臭に悩んでおられました。切削オイルに摺(しゅう)動面オイルが混じってしまって、特に夏場の悪臭が工場の環境を大きく悪化させていました。また、夏に限らず、摺(しゅう)動面オイルと混じってしまった切削オイルは破棄しなければならないため、切削オイルの消費量にも不満を感じていらっしゃいました。そこで潤滑士は、切削オイルとの分離性能に優れるシェル トナ S3 Mを提案しました。結果、切削オイルと摺(しゅう)動面オイルの混濁は見事に改善し、夏場でも悪臭がほとんど感じられなくなりました。また、以前は切削オイルの回収率が上がることで使用量が2缶/月から1缶/月に半減し、さらに、製品や加工機のべたつきが軽減したという予期せぬ効果もありました。需要家さまは、潤滑士に相談してよかったと大変喜んでくださいました。

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