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潤滑技術 - 陸運オイル編

ディーゼルエンジン NOx低減の技術と潤滑油について

尿素SCRを使ったNOx低減の技術と潤滑油の関係

NOx(窒素酸化物)を除去する後処理装置として、必要不可欠なものが尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)で、仕組みとしては触媒を使い、アンモニアとNOxを反応させて、無害な窒素(N2)と水(H2O)へ還元させるものです。ここで必要なのがアンモニアですが、アンモニア濃度が10%を超えてしまうと劇物指定となって取り扱いが難しいため、トラックメーカー各社は無害な尿素水(アドブルー)を充填できるようにして、反応直前に尿素水を加水分解することでアンモニアを取り出すように設計されています。

尿素SCRの仕組みを説明している図です。

 

仕組みとしては、エンジンから排出されるガスをまずは酸化触媒(DOC : Diesel Oxidation Catalystとも表現されます)によって排ガス中PMに含まれるSOF(Soluble Organic Fraction, 可溶性有機成分:主には燃料の燃え残りや、飛沫となったエンジンオイルなどになります)を燃やすことで低減したり、NO(一酸化窒素)をNO2(二酸化窒素)にします。次にDPFでPMを削減した後にSCRでNOxを低減させて、最後に余ってしまったアンモニアを除去するために、アンモニア除去触媒を付けています。

先ほどのEGRクーラ―が詰まってしまうと、排ガスの再循環ができなくなってしまい、結果としてエンジン燃焼温度を下げることが出来ずNOxの発生量が増加してしまいます。それにより増加してしまったNOx発生を抑えるためにSCR触媒で使われる尿素水(アドブルー)の消費量も増えてしまうことになります。現在アドブルーの消費量が増えてきているようなことがあれば、こういったところもチェックしてみていただくことをお勧めします。

 

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