60秒でわかる記事のポイント
この記事をお勧めしたい方
・シビアコンディションで車両を運用している
・ススやスラッジの堆積によるエンジントラブルに困っている
・適正なオイル交換距離を知りたい
車両の大敵! シビアコンディションとは
ディーゼルエンジン搭載車にとって過酷な運転状況を、シビアコンディションといいます。
シビアコンディションの例
・頻繁な短距離運転:頻繁に停止と発進を繰り返す運転
・頻繁な低速運転:低速運転時間が長く、高速運転時間が短い
・重負荷:重い荷物の運搬、急登坂、山道など頻繁な登坂・下坂など
・厳しい気象条件:極端に寒い環境、高温多湿など
シビアコンディション下では、エンジンオイルの交換も頻繁に求められます。下の表は、標準的なディーゼルエンジンオイル(DH-2)使用時における、オイル交換の目安です。シビアコンディションにおける使用だと、より短い走行距離でのオイル交換が必要になります。
自動車メーカー | 通常の交換目安 | シビアコンディション下の交換目安 |
A社 | 1年毎または45,000km | 走行キロ数に関わらず早めにオイル交換をしてください |
B社 | 1年毎または20,000km | 交換の目安より早めの交換が必要です |
C社 | 大型:40,000km
中型:20,000km |
大型:20,000km
中型:10,000km |
D社 | 1年毎または30,000km | 1年毎または20,000km |
シビアコンディションでもあきらめない! エンジンオイル次第で…
この写真は、シビアコンディション下で運行されている、総走行距離80kmの車両に搭載されているエンジン内部です。非常に綺麗な状態であることがお分かりいただけるかと思います。ここまでエンジン内部が綺麗な状態に保つには、エンジンオイルの性能が大切なんです!
というのも、エンジンオイルには、以下のような役割があるからです。エンジンオイルには一長一短があるため、費用対効果も含め、効果的なディーゼルエンジンオイルを選ぶことが、エンジンや車両の寿命延長に役立ちます。
・潤滑効果:エンジン内部の摩擦を減少させ、摩耗を防ぐ。
・清浄効果:燃焼による汚れやカーボンを溶解し、エンジンを清潔に保つ。
・分散効果:不純物を微細に分散させ、沈着を防ぐ。
・防錆効果:金属部品を腐食から保護し、錆びを防ぐ。
・冷却効果:エンジンの熱を吸収し、部品を冷却する。
・シール効果:密閉部分のシールを強化し、漏れを防ぐ。
例えばシェルリムラR6LM-Jなら…
さきほど紹介したエンジンに使用しているオイルは、シビアコンディション車両においても長期にわたりエンジンを保護することを目的に開発されたシェルリムラR6LM-Jこのオイルを使用すると、オイル交換距離の延長と長期間にわたるエンジンの保護が、同時に実現できます。エンジン内部だけでなく、クランクシャフトやメタル外周も綺麗な状態であることがわかります。
大切な車両のために、適切なエンジンオイルを。
現在整備している車両では、どのくらいの頻度でエンジンオイルの交換をされていますか?
トラックが走行する環境やオイルの種類にも左右されますが、概ね3万~4万km程度での交換をされているかと思います。本記事で紹介したエンジンのオイル交換距離は、7万~8万km前後での交換を実施しています。
今回の事例で使用しているオイルであれば、一般的な交換距離よりも、長い交換距離を実現し、整備コストの削減、整備作業時間の削減、整備のための停車時間の削減、廃油の削減が可能です。適切なオイルの選定は、車両の長寿命化のみならず、2024年問題や整備士不足などの課題に向けた、ソリューションになり得ます!
需要家様の全てのご事情が、潤滑士にとって解決すべき課題です。潤滑士は、製品の単純な置き換えから、より広範に渡るご提案まで、良いソリューションを提供できるように心がけています。まずはどんな些細なことでも、お気軽にお問合せからご連絡ください。
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